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学童保育は、共働き・ひとり親家庭の子どもたちが放課後に「ただいま」と帰り、夏休み等には家の代わりの生活の場所として過ごす、子育て中の家庭には保育所と同じようになくてはならない施設です。
ところが長い間政府は学童保育の必要性を認めず、その存在を法的に位置づけてきませんでした。保護者や関係者の長い間の努力が実り1998年にやっと、児童福祉法にもとづく「児童福祉事業」として法制化されました。
保育所が1948年に法的に認められ、整備されてきたのに比べて50年遅かったのです。以降は国の少子化対策の柱の一つとして位置づけられています。
学童クラブの「大規模化」で子どもたちは
現在日野市には40の学童クラブがあります。
昨年度の在籍数でみると46人~60人が8クラブ、61人~70人が4クラブ、71人以上が4クラブ、今年度2つ増設されましたが、それでもひとつのクラブに多くの子どもが在籍する「大規模化」の解消を日本共産党市議団は求めてきました。
この間行った学童クラブの視察では、「子どもが多いために手が回らず手づくりのおやつを作る機会が減った」、「建物じゅうに大勢の子どもの声が響くため、職員が体調を崩した」、「トイレの数が足りずに列ができる」という声を聞きました。
クラブの増設は待ったなしです。
写真は視察した学童で子どもたちが夢中で遊んでいた「マンカラ」というゲーム、手づくりです。
子どもたちが集団でまとまり、先生と子どもが各自信頼関係を築くために、市はひとつのクラブの規模を現在「おおむね40人」としていますが、自ら定めた規則を守っていません。
学童クラブはお家に代わって子どもが安心できる場所でなくてはなりません。
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